CMSとは「コンテンツマネジメント(管理)システム」と言い、HTMLやCSSなどホームページ制作に必要な技術を身につけていないユーザーでも簡単にホームページの更新や管理が行えるシステムのことで、近年ではこのCMSを使用してホームページを制作するケースが増えています。CMSソフト自体は一つではなく、現在では多くのCMSソフトが公開されています。

実はこのW3AもCMSソフトで構築してあります。W3Aで使用しているのはWordPress(ワードプレス)というソフトで、オープンソースで開発されているものです。CMSソフトは先にも言ったように多くの種類があり、機能も仕様も様々です。そのため、中にはアクセシビリティに配慮しにくいものもあります。

今仕事仲間と少しずつ始めているのが、ネットコモンズというCMSソフトで作られるサイトをアクセシビリティにもっと配慮できないかという件です。ネットコモンズはオープンソースで開発されており、標準で様々な機能(アンケート・グループウェア・ToDoリスト・掲示板などなど)が備わっている高機能なCMSソフトですが、サイトのデザインや構造をデザイナーがカスタマイズするのが難しい仕様となっています。試しに自分も少し見てみたのですが、簡単なデザインの調整であればできそうなものの、純粋に一からデザインしたものを実装するにはかなり手間がかかりそうな印象でした。

また、ネットコモンズを使用して出力したサイトは、テーブル(table)タグが多く使用されることも分かりました。テーブル(table)タグとは、ホームページを作る際に使用する言語「HTML」の数ある機能のうち、表を作成するものです。以前はサイトのデザインレイアウトを作る目的で使用されることが多かったのですが、近年ではCSSという技術でレイアウトを作ることが主流になり、テーブルタグは純粋に表などの表示に使用されることが多くなりました。

ネットコモンズはその仕様上、テーブルタグがかなりHTML内に多く使用されるようで、このあたりが音声読み上げソフトにどのくらい影響を及ぼすのか気になり、ネットコモンズで作られたいくつかのサイトを知り合いの視覚障碍者の方にチェックしていただいたり、自分でもオープンソースのスクリーンリーダー「NVDA」を使用して読み上げてみるなどしました。この結果については後日お知らせしたいと思います。