明日1月12日のNHK プロフェッショナル 仕事の流儀に、日本IBMでアクセシビリティに取り組んでいらっしゃる浅川智恵子さんが出演されます。浅川さんはアクセシビリティ、それもWebアクセシビリティにおいて非常に尽力されている方で、浅川さん自身も全盲の方です。詳しくはマイコミジャーナルの記事(2009年6月5日掲載)が詳しいようですので、そちらを引用させていただきます。

日本IBMは6月4日、同社の浅川智恵子氏が、IBM技術者の最高職位「IBMフェロー」に任命されたと発表した。

IBMフェローは、「継続的かつ卓越した技術実績とエンジニアリング、プログラミング、サービス、科学技術の分野に貢献した最高の技術専門家の中か ら任命されるIBMの技術者の最高職位」と定められる職位。全世界で20万人以上在席するIBM社員の中から毎年4~9名程度と、ごく限られた人数しか任 命されず、いずれも著しく顕著な功績を収めた技術者であることから、非常に権威ある職位とされている。1963年より任命が開始され、これまでに218名 が同職位を取得。うち、現役IBM社員は75名となっている。

浅川氏は、東京基礎研究所でアクセシビリティー・リサーチの研究チームを率いるIBM ディステングイッシュト エンジニア。アクセシビリティー技術発展への貢献が認められ、今回の任命となった。

浅川氏は、全盲の研究員として、障がい者の情報アクセス/コミュニケーション向上に貢献する技術の研究開発をリード。IBM社内外においてアクセシビリティーの重要性に関する啓蒙活動も推進してきた。

これまでに、視覚障がい者向けWebページ読み上げソフト「IBM Home Page Reader」や、Webページのアクセシビリティー・チェック・ツール「aDesigner」、視覚障がい者によるマルチメディア・コンテンツの利用を サポートする「aiBrowser」などを開発。昨年には、インターネット上で一般ユーザーと視覚障がいユーザーが協働してWebページのアクセシビリ ティーを向上させる実験プロジェクト「Social Accessibility」を立ち上げている。

また、アクセシビリティーに関する標準策定にも携わっているほか、Eclipse Foundationにおいてはアクセシビリティー向上のためのソフトウェア基盤「Accessibility Tools Framework」の開発を推進している。

なお、日本IBM社員のIBMフェローは、樹脂封止フリップチップ実装とビルドアップ配 線板を開発した塚田裕氏(1996年任命。当時野洲研究所 実装技術開発担当)、ThinkPadの開発責任者である内藤在正氏(2001年任命。当時日本IBM技術理事)に続き3人目。日本人ではそのほかに、 1967年に江崎玲於奈氏(当時IBM T.J.ワトソン研究所。1973年にノーベル物理学賞受賞。現 横浜薬科大学 学長・財団法人茨城県科学技術振興財団 理事長)が、2008年に伊藤洋氏(IBMアルマデン研究所)が任命されている。

10代で視力を失った浅川さんのこれまでの歩みが見れるということで注目です!