日本工業規格(JIS)の中に、ウェブコンテンツに関するものがあるのをご存知でしょうか?それはJISX 8341-3(通称ウェブコンテンツJIS)で、正式には「高齢者・障害者等配慮設計指針 - 情報通信における機器・ソフトウェア・サービス - 第3部:ウェブコンテンツ」というものです。高齢者や障害者など、幅広いユーザの誰もが快適にウェブサイトから情報を得ることができたり使用することができるようにというために定められた規定です。

ウェブコンテンツJISは地方自治体など公共の団体については必須とされていましたが、当初これを積極的に取り入れたのは民間の企業や個人などでした。現在はウェブアクセシビリティについて少しずつ認知も上がってきたように思われますが、十分に浸透しているとは言えない状態のようです。

そのウェブコンテンツJISが、2009年中に5年ぶりの改定が行われる予定です。改定内容については、HTMLなどウェブに関する技術の標準化を進める団体であるW3Cが2008年末に改定したWCAG2.0(ウェブコンテンツアクセシビリティーガイドライン)をほぼそのまま引用する形になりそうとのことです。

しかし、日本語特有の問題など、WCAG2.0の規定そのままでは不都合な部分もあるため、一般ユーザを含めたワーキンググループが組織され改定作業を進めています。

ともあれ、よりアクセシビリティの高いサイトを作るための約束事が明確な形で示されるというのは、Web制作者も障害者にとっても重要なことだと言えます。