「視覚・聴覚障害のある方にiPadを教える人財育成講座」実習の様子

「iPadと友だちになれるかな?」

初のご対面をしたのは2014年7月10日だった。
仕事が終わって会場に到着。わたしの担当者の方が出迎えてくれました。
席につくと、係りの方がiPadの説明を簡単に話されいよいよとiPadに触れる瞬間がやってきた。「わたしは視覚障がい者 全盲です」
教える方は両端に一人ずつ、そしてiPadさんにごあいさつ「ヨロピクね」とささやく。

形状は、長四角で真っ平、そしてつるつる表面はガラスっぽいようで あれれれ、どこかに手が触れたら おしゃべり。ニュースみたいなものが聞こえてきた。
担当の方がなんとか分かってもらおうと一生懸命説明をしてくれるが、何しろ触っても位置関係がよく分からない。
もはやわたしには無理のマーク…。

でももう一人のわたしが、「あんた携帯つかってるでしょう むりじゃないよ」と言ってきた。
すると、担当の方が「ピアノ演奏してみませんか?」とピアノの鍵盤を画面に出してくれて「ここ押して見て」。指でタッチすると音が出た。鳴らしてみるとメロデーが弾けた。これは面白い。
もともとピアノがすきだったのでこんな小さい機械から素敵な音色が出るなんて。
グッとわたしを、iPadさんに近づけてくれたような気がしました。

そうこうしているうちに終りの時間が。最期に全員に感想を話してもらう時間。以下私の感想。
「いろいろな機器が次から次へと出てきているので、私はもっとこのようなセミナーが開かれて欲しいなと思いました。それからこのセミナーがきっかけでiPadさんより人間の友だちが先にできてしまいました。超ビックリ、こんな事ってあるんですよね。」

私はこの日からたくさんの新しい扉が開かれていくのです。
続く。